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Channel: 二人のピアニストに思う
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私が総理ならば

6/3の新聞で「避難の現場から」の報道記事を見て呆れた。 震災被害者に、日赤が「家電6点セット」を寄贈している。 6点とは、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、炊飯器、電子レンジ、    電気ポット、で、  海外からの救援金で購入し、    7〜8万世帯に寄贈予定である。 仮設住宅や自治体が借り上げた「応急仮設住宅」で暮らす    被災者には、大変に有難い救援になっている、と思う。...

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私が総理ならば(2)

私が総理ならば、   何よりも優先的に実現を目指すのは、   「日本の首相も、嘘を言わなくなった」、と、   全世界から評価されるようにすることである。   いくら、立派そうなことを言っても、       信用されていなければ全く無意味だ。 先般のG8でも、菅首相の発言は、かなり軽視されて   いた模様だが、それは現政権の寿命が        短いのを見られている故ではなく、...

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他者の苦しみへの鈍感さ

 「他者の苦しみへの責任」(A.クラインマン他著、みすず書房)   という本の書評を見た。 政治、経済、制度、などに   よる力で産出されている「人々の苦しみ」を扱った、     6篇の独立した論文を集めたものだそうだ。   原著は読んでいないが、その書評で知ったことがある。 カメラマン、ケヴィン・カーターが、1993年に  スーダンで撮影した一枚の写真 ・ ・...

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「出逢い」に想う(3)

▲「出逢い」に想う(1):[A-18] ▲ 「出逢い」に想う(2):[A-19]                に続く、第三話を、    書き残す気持ちになった。 Y君が大学に勤務していたときに担当した学生たちも、   旧いところは既に社会を引退している者も多い。 初期に卒業研究を指導した一人(T君)、 からも、先日、引退挨拶状を受け取った。   もう少し正確に言うと、T君は既に暫く前に、A社の...

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「おひさま」に想う

NHKの朝ドラ「おひさま」は、久々の名作である。 朝ドラとしてだけでなく、私が今までに見た全ての   テレビドラマの中でも、最も優れたものの一つ   だと思って、感動して見ている。 ヒロインの陽子(井上真央)と、親友の真知子(マイコ)、   育子(満島ひかり)を中心に、周辺の人達との   関わり合いをを描いてドラマは進行する。 登場人物同士が、声に出してモノを言わなくても、...

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「仰げば尊し」に想う

朝ドラ「おひさま」の,8/8の場面に、「仰げば尊し」 の歌唱のシーンが出て、半世紀前までの卒業式に歌われた あの歌を、想起するときの、我々世代の感動を思った。      ★ ★ ★ ★ ★ 今週の週刊ポスト誌(8/19.26号)の吊り広告に、  「テレビよ、さらば」、と大きな文字があって、  「また一つの時代が終わった」、  「見たい番組が一つもない」、などの  副題が付いているのが、目に付いた。...

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「おひさま」の話題

朝ドラ「おひさま」が、今月で終わってしまうのが残念だ。 {▲「おひさま」に想う:[A-137]} に書いた通りの思い入れをもって毎日見ているのに、 そろそろドラマの完結の準備が始まったな、 と感じた一幕が、先週あった。 陽子の初恋(片思い)の相手だった河原との再会の場面だ。 このドラマは、「人間の条件」と比べてさえも、 それ以上の説得力を持つ反戦ドラマ、とも...

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「おひさま」の話題(2)

あと一週間で、テレビ朝ドラ「おひさま」が終わる。 正直のところ、此処暫くは、流石の「おひさま」でも   少し中だるみの気配があるのかな?   、と思いながら見ていたのが、昨日9/23(土曜日)に、   ガツンと衝撃を受けた。 陽子の父親が松本駅前の   映画館で、毎日同じ映画を見ている話である。 亡母とよく似た俳優が画面に出ているため、と分かって、...

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「お医者様優遇税制」

我々の仲間は以前から、開業医が社会で特権階級的に   優遇されていることに不満で、いろいろな機会に   それを訴え、銘々のブログにも書いてきた。 しかし、各種メデイアなどでは一向に取上げなかったのだが、 今週の週刊新潮(10/6号)で珍しく記事になっている。 「大増税の前に一言、言いたいことがある」という標題の記事に、 “国会議員の定数を半分にせよ”とか、“宗教法人にも課税を”...

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浄運寺の開基上人

★ ★ ★ 須坂の浄運寺という寺 ★ ★ ★ 「清貧の思想」で知られる作家中野孝次は、その著作の     幾つかの中に、遺言を掲示していた。              その第一項目に ●予が死亡に際しては、次のとおり取りはかられたし。   ・死はただちに公表せず、肉親のみで密葬すること。   ・骨は信州須坂浄蓮寺に持参し、簡単な読経の後埋葬する。   ・告別式、偲ぶ会の如きはせざること  ●...

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オフレコ報道と開戦70周年

11/28に田中聡防衛局長が米軍普天間飛行場の問題   に関連した発言中に、報道関係者に     「犯す前に犯しますよと言いますか」、      と言ったことが、大きく問題化した。 一般読者は後から知ったのだが、それが報道関係者   とのオフレコ懇談会の席上での発言であるので、   多くの報道機関は黙していたのに、   琉球新報が翌日報道したため、他者も一斉に...

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年頭のご挨拶

辰年の新年を迎えて一週間経った。 我々の仲間には、父子ともに「九紫火星の辰年」に生まれた、   幸運な家族が一組いる。 この干支の生年の人は易断で   「願いて叶わざること無し」、という強運が予言されて   いる通りの新春を迎えた。 が、概して他は平凡な新春である。 「平凡な」という   ことは現在の世情では「幸運な」と同義語である。 とはいっても友人たちも、それぞれに後期老齢者らしい...

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議事録の不在

昨年の国難に際しての政府の対処の記録を   残してなかったことが、いま問題になっている。   3.11関連の各種会議の議事録が存在しない、という。   そんなことはあり得ない。 しかし、同時に   「日本という国では、またか」、とも思う。   民主党政権の大失策を糊塗する為の    隠蔽作業が始まったのだ、というのが私の見解。 国政に関する責任者の集まっている会議で...

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革命への予感

日本で権力を持っているのは、法律を専攻した人間          (東大法学部卒など)である。  この連中が官僚になって国政を動かし、司法関係者  になって裁判を支配する。 明治の開国以来、  そのような社会的な仕組みが作られたのには根拠が  有った。 (例えば、▲「司法」と「報道」(1):[B-133]、参照)。 然しながら、この仕組みが、現在の社会では如何に有害...

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朝三暮四と理系思考

先月(2012/1)末に、地震予知の関連情報が話題になった。 「M7(マグニチュード7)級の首都地震が4年以内に起きる    確率が70%」だ、との東大地震研の見解が報道されて、    派手な反応を引き起こしたのだった。 この社会的反応は、二つの点で教訓的、である。      ★ ★ ★ ★ ★ その第一は、この地震研の見解は新しい情報ではなかったこと   である。...

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地震予知について

地震に関係する科学技術情報の取扱い方の問題について、   前回の記事: ▲朝三暮四と理系思考:[A-147] に書いた後で、同じ問題を指摘した書籍、報文の幾つかを    紹介した新聞の書評(「今週の本棚」)を目にした。 その筆者、海部宣男氏は、大事な要素が三つあるとして、   『?科学者の明確で責任ある発信、?それを伝える    メデイアの正確さと伝達力、?受け取る人の理解力』、...

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原子力の歴史

「原子力」の歴史を語るのならば、本当はキューリ―の話から始めなければならない。 近頃では世間一般で日常的に用いられる用語になった放射能の単位はSI単位系のベクレル(Bq)だが、以前は実用単位のキュリー(Ci)を用いていた。 その名称は研究者の名前から来ていて、これが(ラジウムRa:1gの放射能の強さ)で370億ベクレル(37GBq)に相当することは、    ▲放射線関係の物理量単位:[A-129]...

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バブル獄中記とO君(1)

歴史の真実というものが伝えられ難いものであり、 我々が常識的に承知しているものが全く事実と逆 であることも、良くある話である。  学校で習う歴史学でなく、我々の周辺で 語られる人物像の話でも、同様なことがある。 . 以前に書いた、▲歴史認識(2):[A-13]、に   佐久間ブログに在った、「人物の誤評価の例」:   { ▲ 出逢い(8)終章(続):O君の評価...

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バブル獄中記とO君(2)

2010年1月から2月にかけて大阪地検特捜部は、 村木厚子厚労相局長の取調べ中に、被告を有罪に 持ち込むために、組織ぐるみで不正な方法で  インチキな証拠作りをした。  が、逆に被告の注意深さのために、不正が暴露し、  担当した前田検事は証拠隠滅罪で昨年実刑が確定し、  上司の特捜部長、副部長も本年12年3月30日    には地裁で、有罪が言い渡された。  ....

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バブル獄中記とO君(3)

バブル崩壊の影響で破綻した銀行や証券会社   に対する刑事責任の追及により、粉飾決算の   山一証券元会長や、不正融資の北海道拓殖銀行、   幸福銀行、国民銀行の元頭取など、多くが   有罪となった。   しかし、また無罪となるケースも相次いだ。 . 長銀の粉飾決算事件は、08年に元頭取らが無罪。   日債銀の事件も1,2審の有罪判決を   09年に最高裁が破棄して差し戻している。...

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